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日本の医療問題に対する緊急提言 [ネット記事から]

 日本医療政策機構のサイトに緊急提言として、以下のような記事が掲載されている。

 【緊急提言】第3回:「医療費の総額抑制見直し、安心と安全の医療を」

 http://hpij.exblog.jp/9893737/

 日本の医療政策のキーパーソンに聞く「医療政策―新政権への緊急提言」。第3回は全国社会保険協会連合会理事長で、元厚生労働省医政局長の伊藤雅治氏にお伺いしました。
 インタビューは、下記共通質問項目に沿って行われています。

<質問項目>
1.医療政策における重要課題、政党がマニフェストに盛り込むべきと考える課題は?
2.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
3.課題解決のため、課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。
4.日本医療政策機構への期待やアドバイスを。
5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。

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1.医療政策における重要課題、政党がマニフェストに盛り込むべきと考える課題は?
・医療費総額抑制政策見直し
・医療提供体制の再構築
・患者、市民が参加し議論(政策と財源をセットで議論する)
・「医療基本法」の成立を

2.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
・保険料の引き上げを

3.課題解決のため、行っている、あるいは行おうとしているアクションはありますか?
・医療者が国民に問いかける動きを喚起する

4.日本医療政策機構への期待やアドバイスを。
・具体的取り組みへのアイデアの供給を

5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。
・「医療費の総額抑制政策を転換し、安心と安全の医療を確立」
 振り返れば日本国民は、昭和30年代に国民皆保険制度ができて以降、医療へのアクセスについてはきわめて恵まれた環境ですごしてきた。しかも、幸運にも右肩上がりの経済成長と医療技術の進歩の歩調が重なっていたので、負担に関しても厳しい体験をしてこなかった。結果、国民にとって恵まれた環境が「当然」になってしまったことも、現在ある医療問題を引き起こした一因かと思う。

 しかし現在は、高齢化社会が進み、経済も不安定になり、医療を財源問題抜きに語れなくなったという時代認識を、国民が共有しなければ、医療はもう立ちゆかない。もちろん、その共通認識のもとに議論にも加わっていただきたい。

 行政担当者が、政治家が、医療者が、危機感を持って国民に医療の実態、そして課題解決の方法を訴えかけ、問いかけ、ともに考えるべきときがきているのだと思う。

 以上引用終わり(回答部分については、5.を除き、見出しのみ収録、本文は上記サイトで。最終文章の強調は引用者による)

 提言されている内容は常々小生の考えていることでもあり、旨く表現されているため、ここに引用・紹介する次第である。ただし、一点、「保険料の引き上げ」については、税負担分の収入源として「投入すべき税財源は、所得税であっても、消費税であってもかまわない。」とする意見については、その前に「医療に関しては窓口負担は応益制度に、そして保険料負担については応能的になっている。その基本を変える必要はないと思う。」と述べられており(この点は賛成)、応能分という趣旨からも所得税とすべきと考えている。

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