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大いに気に入った [読書]

MAPS.JPG 「MAPS マップス 新・世界図絵」、アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ/作・絵 徳間書店児童書編集部/訳、徳間書店、2014
 ISBN:978-4-19-863785-9

 小学生の頃から地図を見るのが好きだった。小遣いを貯めて中学生用の地図(四国の片田舎では小さな書店でせいぜい売られていたもの)を買った記憶がある。高学年になって、学習雑誌の付録であった日本の産業地図帳(10ページ程度だったか)を複製したことも。タイム・ライフ社の地図や、以前紹介した地図等々数冊に及ぶ。

 本書は市立図書館の展示書棚にあるのを手に取り知った。大判(38cm)で、出版社は「児童書」としている。このような展示がなければその存在を知るよしもなかった。「世界じゅうで大人気の大型地図絵本」とある。

 表紙からして面白そうだ。ちらっとページを繰り、印象に違わず興味津々。借り出した。これまでとは違った地図帳である。決して世界中の国々が紹介されているわけでもない。それでも大人でも十分楽しめる本である。早速最近では徒歩で行ける唯一の書店で取り寄せた。

Maps Japan.jpg 内容については出版社のサイトを引用する。
 ポーランドで人気の絵本作家夫妻が、世界の42か国をすみからすみまで調べあげ、まる3年かけて、地図とイラストをかきました。食べ物、歴史的な建物、有名な人物、動物、植物…すべてのページに、計4000以上のイラストがぎっしり。地理、植物、動物、歴史、スポーツ、食べ物――さまざまな分野にわたり、イラストで紹介します。198か国の国旗と正式名称も掲載。

 日本はこのように:各国共見開きで表され、縮尺は一定しない。

  現役の頃は「定年後に読もう」と様々なジャンルの本を買い求め書架一杯に並んでいるが、いざ定年となり、読み始めようとするが、いかんせん文字が小さく長続きしない。

 というわけで、近年は写真やイラストの多い本を求める事が多くなった。できれば活字も大きいものを。そして絵本や絵画集が目を引く。勿論、活字ばっかりの本でも、これまで興味の無かったテーマや分野と。

 書架が満杯で収入も激減した今日、残りの人生読み切れない。蔵書は増やすまいと思いながらもついつい。図書館で知って、気に入ったものを購入している。読んでしまえば買う必要な無いだろうとは言われるが、気に入ったものは手元に置き、気分に合わせてゆっくりページをめくりたい。

 「図書館が出版を潰す」と声高に叫ぶ輩がいるが、良本であれば決してそのようなことはない。むしろ未知の本に出会え、求めるきっかけとなる。

 最近の大型化した書店はでは目移りして欲しくなる本との出会いの機会を失っている。

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