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児童書が熱い [読書]

はじめての3.jpg 「いろんな浮世絵を楽しもう!」、深光富士男、河出書房新社、2017
 ISBN:978-4-309-62123-4

 これまでに「きみの体の中」、「MAPS」などの翻訳された本を紹介してきたが、本書も楽しんだ。

 「世界にほこる日本の伝統文化 はじめての浮世絵」シリーズ、「浮世絵って何? どうやってつくるの?」、「人気絵師の名作を見よう! 知ろう!」に続く3巻目である。

 取り上げられている絵はよく知られている美人画・役者絵・風景画・花鳥画などの他、災害に対するなまず絵・麻疹絵・疱瘡絵、明治以降の開花絵・新聞錦絵などなど25種と多岐にわたる。

 浮世絵はそれまでにあった読み本の挿絵画とは異なり、1枚の多色刷り絵で人々が広く買い求められたとされている。

 本書で初めて知ったことに、切り抜いて組み立てる「立版古」や、「両面絵」・「はめかえ絵」などもあったとのこと。はめかえ絵は子供時代女の子が紙で出来た「着せ替え人形」の原型だったのだと感心。

 立版古は切り取って組み立てられるため、現存するもが少ないとのこと。著者は3種確認していると紹介している。 そのうちの川中島合戦立体図を下に。

立版古川中島合戦.GIF



 
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