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自閉症とiPad [ネット記事から]

 李啓充氏のブログから


 「私の場合、iPod に限らず、ジョブズとアップルが新製品を発表する度に「Oh Wow!」と唸らされること繰り返してきたのだが、つい最近、彼が開発したある商品が自閉症児とその親達に大きな福音を与えつつあるということを知って、改めて「Oh Wow!」と唸らされることとなった。」 

  「ここでは、言葉を話すことのできなかった自閉症児達がiPadをコミュニケーションの手段として使いこなす実例として、報道番組としては昔から定評のある「60ミニッツ」(CBS)が10月23日に放送したばかりのビデオをリンクした。他者に自分の意思や感情を伝えることができたときの患児達の喜びの表情、そして、「我が子の心の中を始めて見ることができた」と感涙にむせぶ親達の姿を見て、「Oh Wow!」と唸るのは私だけではないだろう。」

 http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=7385686n

 http://blog.livedoor.jp/goredsox/archives/1667789.html

非医療者に知ってもらいたい医療10ヶ条 [ネット記事から]

 「医療崩壊を少しでもくい止めたい一般患者の会」のブログから;

1:医療は不確実です。医療には限界があります。医師がどんなに手を尽くしても亡くなることはあります。

2:医師はエスパーではありません。症状をきちんと伝える為に「いつから、どこがどう痛いのか」等を予めメモにまとめておきましょう。

3:医師は敵ではありません。敵なのは病気であり、医師は共に戦う仲間です。

4:医師は病気を治すのではありません。医師は病気を治す手伝いをするのです。

5:新聞やニュースの医療記事を鵜呑みにしないようにしましょう。偏向報道の場合があるので出来たらネット等で調べ、多角的に考えましょう。

6:「たらい回し」「受け入れ拒否」という言葉は使わないようにしましょう。これらは人手・設備不足等で受け入れ能力がないために起こります。つまり「受け入れ不能」「受け入れ困難」の方が適切です。

7:“ベッドが満床”のベッドは物理的なベッド以外に、酸素マスクや看護する人員等含んだ設備と言う意味があります。つまり「ベッドが満床」=「(物理的な)ベッド・設備・人員すべて受け入れる余力が無い」んです。それから“ベッドが無ければソファに寝かせて治療”は重症患者ではとてもできません。

8:「一般人だからわからない」と言わずに調べるくせをつけましょう。自分の病気についても人任せにしないで正しい知識をつけましょう。

9:時間外の救急外来に平日昼間のような設備や人員は望めません。コンビニ受診は控えましょう。

10:医療崩壊について調べてみましょう。医療崩壊、医師不足や受け入れ不能事件の一因は我々国民にもあることを自覚し、何をしたらいいのか建設的に考えていきましょう。我々非医療者、医療者が協力し合わなければ医療崩壊はくい止められません。

 詳しくは;http://d.hatena.ne.jp/ancomochi/20081204/1228403206 をどうぞ。

  共感するので引用しました。若干追加を

 >5:新聞やニュースの医療記事を鵜呑みにしないようにしましょう。偏向報道の場合があるので、出来たらネット等で調べ、多角的に考えましょう。

 については、ネットでも誤解・偏見による記事もありますので、「多角的に調べて」参照することが必要です。

 >9:コンビニ受診を控えよう。

 については、コンビニ受診を控えるためには、ある程度の自己判断できるガイドが有れば望ましいと考えていましたが、丹波市の「県立柏原病院の小児科を守る会」の皆さんが、医師と協力して小児急病時の「受診の目安チャート図」を作製している。
 http://mamorusyounika.com/chart6.pdf

 他科でもこのようなチャートができると、一次救急へ出向くべきか、救急車を頼むかの参考になると思う。

医療事故訴訟における「真相究明」 [ネット記事から]

gavel-21.jpg 日経メディカルに次のような記事が掲載されている。現在討論されている「事故調厚労省大綱」および、これまでの経過でも、肝心のこのような基礎的部分の認識あるいは合意が成立していない中でのけなしあいのように見える。また、1999年に公開された米国IOMの報告書なども念頭にないのか、その中で論議された内容が約10年後になって繰り返されているように思える。

 以下引用:

2008. 11. 21
 「真相究明」とは何か 医療と司法の齟齬を克えろ
 竹内治(法務博士・日本医療メディエーター協会認定医療メディエーター)

 1、「真相究明」とは何か

 国民が裁判に期待する「真相究明」とは一体何か。「真相究明」といっても、その目的をどこに置くかという切り口の違いにより、実に多様な意味を持つ。しかし、その多義性はあまり認識されていないように思われる。

 医療裁判を経験した当事者は、医療者側も患者側も、そして、勝訴した側も敗訴した側も、裁判への不満を語ることが多いということである。これは一体どういうことなのであろうか。私は、その一つの理由が「真相究明」という言葉についての理解の齟齬にあると考える。以下、いくつかの切り口から「真相究明」とは何か、ということを考える。

 続きはhttp://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/opinion/mric/200811/508606.html で。

妊娠のリスク11か条 [ネット記事から]

妊娠のリスク知ってほしい―現役産婦人科医が11か条の心得

 相次ぐ妊婦の救急医療機関への受け入れ困難の問題を受け、川崎医科大附属病院(岡山県倉敷市)産婦人科医長の宋美玄さんが、思春期以降の男女に妊娠・出産に伴うリスクを理解してもらおうと、妊娠についての心構えなどを示した「妊娠の心得11か条」をつくり、自らのブログで公開している。宋さんは「お産は一般的に『安心、安全』というイメージがあるが、実際は死を伴うこともあるリスクあるもの。産婦人科に来る女性は既に妊娠している段階なので、早い時期から妊娠・出産に対する意識と正しい知識を持ってもらいたい」と話している。(熊田梨恵)
 http://www.excite.co.jp/News/society/20081117/Cabrain_19185.html

 との事である。宋さんのブログはこちら:
  http://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html
 転載してもらいたいとのことなので、以下に内容を転載する。

 作りました。出来るだけ一般の女性に読んで欲しいです。  コピペ、リンクを貼るなどして広めていただけると嬉しいです。
 また、訂正・加筆などのアドバイスがあればお願いします。

1.セックスをしたら妊娠します。
 この世に100パーセント避妊する方法は、セックスをしない以外にありません。(ピルですら100%ではありません。でも、もちろん避妊することは望まぬ妊娠を大幅に減らすことが出来るので、妊娠したくない人は必ず避妊しましょう!!)
日頃セックスをしているなら、常に妊娠の可能性を考えましょう。
 そして、子供が欲しいと思っているなら、赤ちゃんの神経系の病気(二分脊椎など)を防ぐために葉酸のサプリメントを飲みましょう。(1日0.4mg)

2.「この男の子供を産むためなら死んでもいい!」と思うような男の子供しか妊娠してはいけません。
 妊娠出産は何が起こるかわかりません。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病など、妊娠にまつわる病気になるかもしれません。また、お産も体にとっては大きな負担となります。
 毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています。あなたが生きて出産を終える保証はどこにもありません。
妊娠をするにはそれなりの覚悟が必要ですよ!
 (妊娠はよく考えて、覚悟を持って!、というたとえでシングルマザーなどの選択を否定するものではありません。)

3.妊娠しただけでは喜ばない。安易に他人に言わない。
 妊娠が非常に初期に診断されるようになってから、妊娠初期の流産が15%以上と非常に多いことがわかりました。
最低でも妊娠4ヶ月に入るまでは手放しで喜んではいけません。職場で仕事を軽くしてもらいたいと上司にお願いするなど重要な時だけ人に言いましょう。
 出来ることは赤ちゃんを信じてあげることだけ。
 また、運悪く15%に入っても、あなたのせいじゃありません。不必要に自分を責めないでくださいね。

4.神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、あなたの赤ちゃんです。
 この世に完全に正常な人間なんていません。重いものから軽いものまでいろんな障害を持って生まれてくる赤ちゃんもたくさんいます。
 妊娠中に診断できる異常はごく一部。中には幼児になってからわかる異常もあります。
 誰しも自分の赤ちゃんが正常だという保証のもと、出産することなんて出来ません。
 親になるということは、どんな赤ちゃんが生まれても自分の子供として受け入れることです。

5.産む、産まないは自分たち夫婦で決めましょう。
 とはいえ、妊娠中に赤ちゃんの異常や、もしかしたら異常があるかもしれないというサインがあると主治医に告げられるかもしれません。
 それが中期(妊娠21週まで)であれば、望んだ妊娠であっても異常の程度によっては中絶という選択肢が出て来る場合もありますが、あくまでも夫婦二人でよく話し合って決めましょう。価値観や考え方は人それぞれ。大事なことは責任を持って自分たちで決めましょう。(大事なことを責任を持って決められる大人になってから妊娠しましょう。)
 また、このことについては妊娠前から二人で話し合っておくべきです。

6.かかりつけ医をもちましょう。
 当然ですが、ちゃんと妊婦健診を受けましょう。
 きちんと初期に超音波で予定日を決めること、HIV、B型肝炎、血液型、梅毒などの初期検査を受けることは、妊娠中に管理方針を決めるのに後々重要であったり、あなたの赤ちゃんを守ったりするために必要です。また妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見には欠かせません。
 もしあなたにお金がなくても、自治体が発行する母子手帳には最低限の妊婦健診を受けるためのチケットがついていますし、分娩費用も援助してくれる制度があります。
 また、産科医不足からお産を出来る場所が限られています。妊娠が分かったら、病院などに早めに問い合わせてお産をする場所を確保しましょう。里帰りしようなどと思っていても、受け入れてくれる場所がないかもしれません。

7.赤ちゃんは全ての運命をあなたに預けていることを忘れないで。
 赤ちゃんは栄養や酸素など、生きて成長するために必要なものを全てあなたに依存しています。お母さんが煙草やお酒など赤ちゃんにとって毒となるものを摂取すると、胎盤を通して赤ちゃんに移行します。 
 体型を気にして、妊娠中にダイエットをするなどはもってのほか。(妊娠前に標準的な体重だった人は9~12キロ体重を増やさなくてはいけません。)
 煙草が我慢できないような人は、お母さんになる資格はありません。
 また、「出産したら遊べなくなるから」と旅行をするのもいいですが、何かあっても後悔しない程度に。旅先で何かあってもすぐに診てくれるところがあるかは最低確認を。
 おなかの赤ちゃんのために時には自己犠牲を払うことも覚悟の上妊娠しましょう。

8.赤ちゃんが完全に元気であるか分かる方法はありません。
 胎児心拍のモニターや超音波など、赤ちゃんが元気であるか評価する検査はありますが、どれも完全ではありません。
 予定日を目前にお腹の中で突然死をしてしまう赤ちゃんもいます。もし動きが少ないと思ったら病院へ。
 無事に産まれるまでお母さんも赤ちゃんも安心できないのが妊娠なのです。毎年5000人以上の赤ちゃんがお産の間際や生まれてすぐに死亡しています。
 また、脳性麻痺になる赤ちゃんがいますが、その90%は分娩前にすでに原因があり、分娩を機に脳性麻痺になる赤ちゃんはわずか10%であることも知っておきましょう。

9.出産は出来うる限り安全な場所でしましょう。
 妊娠経過にどれだけ異常がなくとも、出産の時に赤ちゃんやお母さんが急変することは誰にでもありえます。
 専門家が考える安全な場所とは、緊急時に、高次の医療機関(産科医と新生児医と麻酔医が揃っていて、帝王切開や未熟児医療ができる体制)か、そこへすぐ搬送できるくらいの近さの産院です。
 部屋がきれいだから、ご飯がおいしいから、好きな姿勢で産めるから、上の子を立ち会わせたいから・・
 そんな理由で緊急時の安全性が劣る産院を選ぶのはおすすめしません。
 もちろん、納得の上でなら構いませんけれども。
 お産をなめてはいけませんよ。
 (残念ながら現在産科医不足のため、妊婦さん全員が安全性の高い病院を選ぶとパンクしてしまいます。だから、リスクの低い妊婦さんには高次の医療機関ではなく開業の産婦人科を選んでもらわないといけない場合も多いです。でも、最低でも産婦人科医立会いの下お産しましょう。)

10.下から産んでも、お腹から産んでも、あなたはお母さん。
 人によっては骨盤位(逆子)などの理由ではじめから帝王切開をしないといけない人もいます。また、陣痛が来て頑張っても、下から産まれなくて帝王切開をしないといけない人もいます。
 どんな出産になっても、あなたが身を削って赤ちゃんを産んだことには変わりありません。
帝王切開で産むと子供の性格が悪くなるとか、親子の愛情が無くなるとかいう悪意に満ちた色々な妄説に惑わされないで。
 あなたと赤ちゃんにとって一番安全な方法でお産をしましょう。

11.妊娠・出産は一つとして同じものはありません。
 妊娠・出産を経験すると、自分が何でも知ってる気になってしまう人がいます。年配のご婦人で「私のときはこうだったわよ」のように先輩面をする人もよくいますよね・・
 でも、一つとして同じ妊娠・出産はありません。
 同じ人が次にまた妊娠しても、同じようになるとは限りません。
 自分の経験を別の人や別の妊娠にあてはめないようにしましょう。

(見出し強調は引用者による)

日本の医療問題に対する緊急提言 [ネット記事から]

 日本医療政策機構のサイトに緊急提言として、以下のような記事が掲載されている。

 【緊急提言】第3回:「医療費の総額抑制見直し、安心と安全の医療を」

 http://hpij.exblog.jp/9893737/

 日本の医療政策のキーパーソンに聞く「医療政策―新政権への緊急提言」。第3回は全国社会保険協会連合会理事長で、元厚生労働省医政局長の伊藤雅治氏にお伺いしました。
 インタビューは、下記共通質問項目に沿って行われています。

<質問項目>
1.医療政策における重要課題、政党がマニフェストに盛り込むべきと考える課題は?
2.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
3.課題解決のため、課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることをお聞かせください。
4.日本医療政策機構への期待やアドバイスを。
5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。

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1.医療政策における重要課題、政党がマニフェストに盛り込むべきと考える課題は?
・医療費総額抑制政策見直し
・医療提供体制の再構築
・患者、市民が参加し議論(政策と財源をセットで議論する)
・「医療基本法」の成立を

2.課題解決を実現するための財源確保の方法は?
・保険料の引き上げを

3.課題解決のため、行っている、あるいは行おうとしているアクションはありますか?
・医療者が国民に問いかける動きを喚起する

4.日本医療政策機構への期待やアドバイスを。
・具体的取り組みへのアイデアの供給を

5.我が国の医療政策に必要な、もっとも重要なキーワードなどを「ひとこと」で示してください。
・「医療費の総額抑制政策を転換し、安心と安全の医療を確立」
 振り返れば日本国民は、昭和30年代に国民皆保険制度ができて以降、医療へのアクセスについてはきわめて恵まれた環境ですごしてきた。しかも、幸運にも右肩上がりの経済成長と医療技術の進歩の歩調が重なっていたので、負担に関しても厳しい体験をしてこなかった。結果、国民にとって恵まれた環境が「当然」になってしまったことも、現在ある医療問題を引き起こした一因かと思う。

 しかし現在は、高齢化社会が進み、経済も不安定になり、医療を財源問題抜きに語れなくなったという時代認識を、国民が共有しなければ、医療はもう立ちゆかない。もちろん、その共通認識のもとに議論にも加わっていただきたい。

 行政担当者が、政治家が、医療者が、危機感を持って国民に医療の実態、そして課題解決の方法を訴えかけ、問いかけ、ともに考えるべきときがきているのだと思う。

 以上引用終わり(回答部分については、5.を除き、見出しのみ収録、本文は上記サイトで。最終文章の強調は引用者による)

 提言されている内容は常々小生の考えていることでもあり、旨く表現されているため、ここに引用・紹介する次第である。ただし、一点、「保険料の引き上げ」については、税負担分の収入源として「投入すべき税財源は、所得税であっても、消費税であってもかまわない。」とする意見については、その前に「医療に関しては窓口負担は応益制度に、そして保険料負担については応能的になっている。その基本を変える必要はないと思う。」と述べられており(この点は賛成)、応能分という趣旨からも所得税とすべきと考えている。

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