またもやカタカナ文字が一部欠落 [その他]
5行目「アルフレッド・ノーベル」と、下から2行目「ブログのタイトル」の一部が表示されない。
ここでも表示されていない。それぞれ「あるふれっど」と「たいとる」である。
ここでも表示されていない。それぞれ「あるふれっど」と「たいとる」である。
科学者だけか・・・ [読書]
「科学者は戦争で何をしたか」 益川敏英、集英社新書、2015
ISBN978-4-08-720799-6
新しい科学理論・技術が人々のために役立つとともに、戦争の道具に転用されることを実感したアルフレッド・ノーベルはその平和利用を希求してノーベル賞を制定したとは習って来たことである。科学者・技術者は常にこの二面性を肝に銘じて探究しなければならない。
ところが近年、そのような理念を失っているあるいは、否定する科学者・技術者たちが増えていることは多くの人々が懸念しているところだ。一つには歪んだ競争、研究費の削減などが大きく影響していることも否めない。
著者はノーベルの意志を引き継ぎ行動してきた研究者で最高の科学業績をあげられててきた。授賞式ではノーベルの意志を再確認すべき内容を講演に含めたが、それを間接的に!!非難する科学者がいたという。ところが、そのような表現はこれまでにも幾ばくかの心ある受賞者講演にもあったという。このような内容はあまり報道されてこなかったのでは無いだろうか。寡聞にして記憶になかった。
本ブログのタイトルは奇をてらったように見えるが、自然科学系のひとびとは当然のこと、文化系のひとびと、一般の人々にも投げかけられた著作である。他人事では済まされない。
ISBN978-4-08-720799-6
新しい科学理論・技術が人々のために役立つとともに、戦争の道具に転用されることを実感したアルフレッド・ノーベルはその平和利用を希求してノーベル賞を制定したとは習って来たことである。科学者・技術者は常にこの二面性を肝に銘じて探究しなければならない。
ところが近年、そのような理念を失っているあるいは、否定する科学者・技術者たちが増えていることは多くの人々が懸念しているところだ。一つには歪んだ競争、研究費の削減などが大きく影響していることも否めない。
著者はノーベルの意志を引き継ぎ行動してきた研究者で最高の科学業績をあげられててきた。授賞式ではノーベルの意志を再確認すべき内容を講演に含めたが、それを間接的に!!非難する科学者がいたという。ところが、そのような表現はこれまでにも幾ばくかの心ある受賞者講演にもあったという。このような内容はあまり報道されてこなかったのでは無いだろうか。寡聞にして記憶になかった。
本ブログのタイトルは奇をてらったように見えるが、自然科学系のひとびとは当然のこと、文化系のひとびと、一般の人々にも投げかけられた著作である。他人事では済まされない。
ファンタジーをもう一点 [読書]
「つづきの図書館」、柏葉幸子 作, 山本容子 画、講談社、2010
ISBN:978-4-06-216010-0
何ともファンタジックな物語。絵本の中から主人公が飛び出してきて、当物語の主人公山神 桃に自分たちを読んだ子供たちのうち、様子が気になる子がいるので、その後を確かめたいというのだ。
飛び出してくる主人公は3人(?)と一匹。それぞれ「裸の王様」、「狼」、「あまのじゃく」、「幽霊」。絵本は「裸の王様」、「狼と七匹の子ヤギ」、「うりこひめ」であるが、幽霊の絵本は?
先の本と同様、プロットに感心する。よくもまあ、それぞれのストーリーを考えたものだ。感心することしきり。
この本は数字の七を除いてすべての漢字にルビがふってあり、小学低学年から読める児童図書の体裁になっているようだが、内容は高学年以上でないと理解しにくいのではないかとの感想。
図書館の特設コーナー書棚に「大人にも読んでもらいたい・・・」というポップが目についた。絵本や、物語や写真集などが並べられているが、本書は表紙が見えるように展示されていた。独特の銅版画、そう「山本容子 絵」とある。手にとって開くと見返しに「本をさがすのですよね。」 「いやいや。ほんをさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきがしりたいんじゃ。」・・・・とある。
ポップは直接本書を指したものでは無く、様々なポップが棚の壁面に貼ってあったうちの一つだが、勘違いでこの本を手に取ったのだと分かった。このようなきっかけがなかったら、読もうとは思わなかったかも知れない。いやいやけっこう当てはまるポップではないかとも・・・
ISBN:978-4-06-216010-0
何ともファンタジックな物語。絵本の中から主人公が飛び出してきて、当物語の主人公山神 桃に自分たちを読んだ子供たちのうち、様子が気になる子がいるので、その後を確かめたいというのだ。
飛び出してくる主人公は3人(?)と一匹。それぞれ「裸の王様」、「狼」、「あまのじゃく」、「幽霊」。絵本は「裸の王様」、「狼と七匹の子ヤギ」、「うりこひめ」であるが、幽霊の絵本は?
先の本と同様、プロットに感心する。よくもまあ、それぞれのストーリーを考えたものだ。感心することしきり。
この本は数字の七を除いてすべての漢字にルビがふってあり、小学低学年から読める児童図書の体裁になっているようだが、内容は高学年以上でないと理解しにくいのではないかとの感想。
図書館の特設コーナー書棚に「大人にも読んでもらいたい・・・」というポップが目についた。絵本や、物語や写真集などが並べられているが、本書は表紙が見えるように展示されていた。独特の銅版画、そう「山本容子 絵」とある。手にとって開くと見返しに「本をさがすのですよね。」 「いやいや。ほんをさがしてもらいたいのではない。青田早苗ちゃんのつづきがしりたいんじゃ。」・・・・とある。
ポップは直接本書を指したものでは無く、様々なポップが棚の壁面に貼ってあったうちの一つだが、勘違いでこの本を手に取ったのだと分かった。このようなきっかけがなかったら、読もうとは思わなかったかも知れない。いやいやけっこう当てはまるポップではないかとも・・・
結果2 [その他]
やはり、表示される文字列と、されない文字列がある。
この度はファンタジーが表示されていない。
「ところが、が表示されている!?」となって、「が」の前のファンタジーが欠落、詰まっている。
当方の端末がおかしいのだろうか?
この度はファンタジーが表示されていない。
「ところが、が表示されている!?」となって、「が」の前のファンタジーが欠落、詰まっている。
当方の端末がおかしいのだろうか?
結果 [その他]
eMac/Firefoxでは完全に表示されたが、当方で使用しているWindows7/FirefoxおよびIEではコロンビア、アルカリ、アメーバは表示されるも、その他はかなのみ。
ところが、ファンタジーが表示されている!?
この記事はIEで試みる。
アイデア:あいであ
イリュージョン:いりゅーじょん
イメージ:いめーじ
と
ところが、ファンタジーが表示されている!?
この記事はIEで試みる。
アイデア:あいであ
イリュージョン:いりゅーじょん
イメージ:いめーじ
と
テスト [その他]
先の記事にあるように、「ファンタジー」という文字列が表示されない現象について、いくつかの端末でチェックしてみた。
事象として、 ファンタジーは抜けているがカタカナは表示されているので「ファンタジー」だけの問題なのか?
スマートフォン、Kindle、eMacではいずれも表示されている。本文中の2行目は取りあえずかなで書き、最後でカタカナ、かなをいれており、こちらで確認。
いくつか言葉を並べてみる。
イメージ:いめーじ
イリュージョン:いりゅーじょん
イラスト:いらすと
アルカリ:あるかり
アメーバ:あめーば
コロンビア:ころんびあ
スヌーピー:すぬーぴー
チャーリー・ブラウン:ちゃーりー・ぶらうん
と
事象として、 ファンタジーは抜けているがカタカナは表示されているので「ファンタジー」だけの問題なのか?
スマートフォン、Kindle、eMacではいずれも表示されている。本文中の2行目は取りあえずかなで書き、最後でカタカナ、かなをいれており、こちらで確認。
いくつか言葉を並べてみる。
イメージ:いめーじ
イリュージョン:いりゅーじょん
イラスト:いらすと
アルカリ:あるかり
アメーバ:あめーば
コロンビア:ころんびあ
スヌーピー:すぬーぴー
チャーリー・ブラウン:ちゃーりー・ぶらうん
と
カバー装丁が見事に [読書]
「屋根屋」、村田喜代子、講談社、2014
ISBN:978-4-06-218774-9
何と表現される物語なのだろうか。
熟年男女のふぁんたじー?
語り手-夫・息子各一人ある中年女性-と雨漏りする屋根の修繕を頼んだ屋根屋が夢の中で逢瀬を楽しむという筋立てなのだが、不思議なことに双方の夢が同時刻に共有されて進行するというのだ。
そのための道具立てが、東西の寺院の屋根-その形状と機能に関する蘊蓄-。九州・四国・京都・奈良の寺とパリおよびその周辺の大聖堂が取り上げられている。もっとも、蘊蓄といっても限られているが。
いつか夢と現実が交差して何れがいずれか分からなくなるのではと読んでいて気になるし、語り手も危惧している。そして・・・
参考資料から着想を得たのか、着想が先で手段として資料を参照したのか・・・
不思議な現象:2行目カタカナで「ファンタジー-ふぁんたじー」とすると、この文字列が表示されないのだ・・・
この行でも消えている。プレビューでは確認できるのに。
ISBN:978-4-06-218774-9
何と表現される物語なのだろうか。
熟年男女のふぁんたじー?
語り手-夫・息子各一人ある中年女性-と雨漏りする屋根の修繕を頼んだ屋根屋が夢の中で逢瀬を楽しむという筋立てなのだが、不思議なことに双方の夢が同時刻に共有されて進行するというのだ。
そのための道具立てが、東西の寺院の屋根-その形状と機能に関する蘊蓄-。九州・四国・京都・奈良の寺とパリおよびその周辺の大聖堂が取り上げられている。もっとも、蘊蓄といっても限られているが。
いつか夢と現実が交差して何れがいずれか分からなくなるのではと読んでいて気になるし、語り手も危惧している。そして・・・
参考資料から着想を得たのか、着想が先で手段として資料を参照したのか・・・
不思議な現象:2行目カタカナで「ファンタジー-ふぁんたじー」とすると、この文字列が表示されないのだ・・・
この行でも消えている。プレビューでは確認できるのに。
まさに進行中 [読書]
「終わりと始まり」、池澤 夏樹 、朝日新聞出版、2013
ISBN:978-4-02-251096-9
2009年4月から朝日新聞夕刊に月1本でコラムを書き(現在まで続いているようだ)、2013年3月までの4年分を纏めたものが本書。
「コラムの基本はジャーナリズムである。その時々に社会で起こっていることを俎上に上げて論じる。」という
趣旨で始まったが、当然のことだが出版案内にあるように「原子力、沖縄、水俣、イラク戦争の問題を長年問い続け、東北の被災地に立って深い思索を重ねた」いくつかの主題が重点的に登場している。
各コラムの一つ一つに、鋭い指摘があり引用したいのだが、膨大になるので、主として原発問題から数点。
・二十年ほど前、好奇心から東海村の原発を見学に行った。もらったパンフレットには、句読点まで含めて百六十字ほどの短い文章の中に、「固い」、「丈夫な」、「密封」、「がんじょうな」、「気密性の高い」、「厚い」と、いくつもの形容詞が並んでいた。
これは論証の文体ではなくセールスの文体、広告のコピーの文体である。原発の安全性は自明ではなかった。原発とはこのような文体で売り込まなければならない代物だった。(a x bについて再考する;2011年5月10日)
・野田首相が国連で「原発の安全性を世界最高水準に高める」と演説した。
まだそんなことを行っているのかとあきれかえる。日本の原発の安全性はなにも「世界最高水準」である必要は無い。世界で何番目だろうがかまわない。ただ安全であればいいのだ。
安全性に自信がないから大袈裟な言い方を持ちだしてごまかす。この言い回しは3・11以前の電力業界の姿勢をそのまま引き継ぐものだ。(間違いだらけの電力選び;2011年10月4日)
・日本の社会は子どもを産ませないようにしてきた。高速道路は津々浦々まで届いたが今もって保育園の数は足りない。経営者たちは勤務と育児の並立など論外と言う。自分だって生んでもらって育ててもらったくせに。
日本の人口減少は年金制度の崩壊などというレベルの話ではない。核戦争がなく、原発の事故がなく、食糧危機がなくても、我々は個々のわがままなふるまいの故に未来を失ってしまった。やがて静かに地上最後の日本人がいなくなる日が来る。(子どもを産ませない社会;2012年3月6日)
・この間のチッソという会社のふるまいが昨年来の東電という別の会社の言動についつい重なって見える。
ひたすらの責任回避。津波は想定外の天災であり、原発の運転は国の指針に従っているだけで、初期の混乱は菅首相の介入の結果……エトセトラ、エトセトラ。
……
今、彼らは事故当時の社内テレビ会議の録画の公開を拒んでいる。その理由が「写っている人のプライバシーが侵害される」からというのだが、これは笑止千万。日本国民ぜんたいの運命が懸かっている非常事態に職務の場で彼らは見られて困るような恥ずかしいプライベートなことをしていたのか?
……
地震と津波をきっかけに大事故を起こしてしまい、動転して正しい処置ができなかった。それは見られては困るような恥ずかしいことかも知れないが、しかしプライベートではない。間違いなくパブリックに属する。(水俣病に「解決」はない;2012年7月3日)
転載・引用に終始したが、拙文ではとても著しきれない内容である。
私が著者の作品に初めて接したのは数年前に「ハワイイ紀行」を手にしたときである。本書によって非常に気になり、その後ずっと注目してきた。そして今回の書である。書名がまさしく日本の行く末を暗示する。
必読の書。
最近1年分は、池澤夏樹「終わりと始まり」コラム一覧から。
http://www.asahi.com/culture/columns/ikezawa_index.html
ISBN:978-4-02-251096-9
2009年4月から朝日新聞夕刊に月1本でコラムを書き(現在まで続いているようだ)、2013年3月までの4年分を纏めたものが本書。
「コラムの基本はジャーナリズムである。その時々に社会で起こっていることを俎上に上げて論じる。」という
趣旨で始まったが、当然のことだが出版案内にあるように「原子力、沖縄、水俣、イラク戦争の問題を長年問い続け、東北の被災地に立って深い思索を重ねた」いくつかの主題が重点的に登場している。
各コラムの一つ一つに、鋭い指摘があり引用したいのだが、膨大になるので、主として原発問題から数点。
・二十年ほど前、好奇心から東海村の原発を見学に行った。もらったパンフレットには、句読点まで含めて百六十字ほどの短い文章の中に、「固い」、「丈夫な」、「密封」、「がんじょうな」、「気密性の高い」、「厚い」と、いくつもの形容詞が並んでいた。
これは論証の文体ではなくセールスの文体、広告のコピーの文体である。原発の安全性は自明ではなかった。原発とはこのような文体で売り込まなければならない代物だった。(a x bについて再考する;2011年5月10日)
・野田首相が国連で「原発の安全性を世界最高水準に高める」と演説した。
まだそんなことを行っているのかとあきれかえる。日本の原発の安全性はなにも「世界最高水準」である必要は無い。世界で何番目だろうがかまわない。ただ安全であればいいのだ。
安全性に自信がないから大袈裟な言い方を持ちだしてごまかす。この言い回しは3・11以前の電力業界の姿勢をそのまま引き継ぐものだ。(間違いだらけの電力選び;2011年10月4日)
・日本の社会は子どもを産ませないようにしてきた。高速道路は津々浦々まで届いたが今もって保育園の数は足りない。経営者たちは勤務と育児の並立など論外と言う。自分だって生んでもらって育ててもらったくせに。
日本の人口減少は年金制度の崩壊などというレベルの話ではない。核戦争がなく、原発の事故がなく、食糧危機がなくても、我々は個々のわがままなふるまいの故に未来を失ってしまった。やがて静かに地上最後の日本人がいなくなる日が来る。(子どもを産ませない社会;2012年3月6日)
・この間のチッソという会社のふるまいが昨年来の東電という別の会社の言動についつい重なって見える。
ひたすらの責任回避。津波は想定外の天災であり、原発の運転は国の指針に従っているだけで、初期の混乱は菅首相の介入の結果……エトセトラ、エトセトラ。
……
今、彼らは事故当時の社内テレビ会議の録画の公開を拒んでいる。その理由が「写っている人のプライバシーが侵害される」からというのだが、これは笑止千万。日本国民ぜんたいの運命が懸かっている非常事態に職務の場で彼らは見られて困るような恥ずかしいプライベートなことをしていたのか?
……
地震と津波をきっかけに大事故を起こしてしまい、動転して正しい処置ができなかった。それは見られては困るような恥ずかしいことかも知れないが、しかしプライベートではない。間違いなくパブリックに属する。(水俣病に「解決」はない;2012年7月3日)
転載・引用に終始したが、拙文ではとても著しきれない内容である。
私が著者の作品に初めて接したのは数年前に「ハワイイ紀行」を手にしたときである。本書によって非常に気になり、その後ずっと注目してきた。そして今回の書である。書名がまさしく日本の行く末を暗示する。
必読の書。
最近1年分は、池澤夏樹「終わりと始まり」コラム一覧から。
http://www.asahi.com/culture/columns/ikezawa_index.html
幼時懐旧 [読書]
「日本のすがた2015」、矢野恒太記念会編集・発行、2015
ISBN:978-4-87549-239-9
日本国勢図会のジュニア版として1970年に初版を刊行。本年度版で46版となるそうだ。社会・経済のさまざまな分野について、グラフを主体に分かりやすく解説したデータブック。小学生高学年から中学生を対象に社会科資料集として幅広く利用されているとのこと。(出版社ホームページより)
手にして中味を覗いたとき、小学生あるいは中学生だったかにグラフを作成するコンクールがあり、クラスごとにグループに分かれて描いたことを思い出した。残念ながら我々の作品は県大会での受賞を逃したが、別のグループが入賞した記憶がある。
改めて巻頭からページを繰ると、グラビアページに小学生、中学生の部の全国大会特選例が掲載されている。今日まで続いているのだとの感慨が。
記憶は更に、小学校学年別の雑誌(2誌あったうちのいずれかは覚えていないが)5年の付録に国勢に関する小冊子があり、わら半紙に全てのページを複製したことも。
ジュニア版とは言え、成人でも、近々発行される「国勢図会」よりも取っつきやすく国勢を知る資料ではないかと思う。
掲載分野(章題):
第1章:国土と人口/国土のありさま、気候の特色、自然の災害、資源とエネルギー、土地利用、
人口のうごき
第2章:経済と財政/経済活動、財政、外国為替
第3章:農林水産業/農業の特色、コメの生産、畑作、畜産、林業、水産業
第4章:日本の工業/工業の発達、金属工業、機械工業、化学工業、せんい工業、食料品工業、
よう業、
紙・パルプ工業、工業地帯、 大工場と中小工場、電力・原子力
第5章:商業と貿易/第三次産業、商業のありさま、金融、貿易
第6章:交通と通信/陸上の交通、海上の交通、空の交通、郵便、情報通信
第7章:国民の生活/人びとの生活、事故と犯罪、働く人びと、環境問題
第8章:世界のすがた/世界の国ぐに、国際協力
ISBN:978-4-87549-239-9
日本国勢図会のジュニア版として1970年に初版を刊行。本年度版で46版となるそうだ。社会・経済のさまざまな分野について、グラフを主体に分かりやすく解説したデータブック。小学生高学年から中学生を対象に社会科資料集として幅広く利用されているとのこと。(出版社ホームページより)
手にして中味を覗いたとき、小学生あるいは中学生だったかにグラフを作成するコンクールがあり、クラスごとにグループに分かれて描いたことを思い出した。残念ながら我々の作品は県大会での受賞を逃したが、別のグループが入賞した記憶がある。
改めて巻頭からページを繰ると、グラビアページに小学生、中学生の部の全国大会特選例が掲載されている。今日まで続いているのだとの感慨が。
記憶は更に、小学校学年別の雑誌(2誌あったうちのいずれかは覚えていないが)5年の付録に国勢に関する小冊子があり、わら半紙に全てのページを複製したことも。
ジュニア版とは言え、成人でも、近々発行される「国勢図会」よりも取っつきやすく国勢を知る資料ではないかと思う。
掲載分野(章題):
第1章:国土と人口/国土のありさま、気候の特色、自然の災害、資源とエネルギー、土地利用、
人口のうごき
第2章:経済と財政/経済活動、財政、外国為替
第3章:農林水産業/農業の特色、コメの生産、畑作、畜産、林業、水産業
第4章:日本の工業/工業の発達、金属工業、機械工業、化学工業、せんい工業、食料品工業、
よう業、
紙・パルプ工業、工業地帯、 大工場と中小工場、電力・原子力
第5章:商業と貿易/第三次産業、商業のありさま、金融、貿易
第6章:交通と通信/陸上の交通、海上の交通、空の交通、郵便、情報通信
第7章:国民の生活/人びとの生活、事故と犯罪、働く人びと、環境問題
第8章:世界のすがた/世界の国ぐに、国際協力
もう一工夫欲しい [読書]
「東京駅100周年 東京駅100見聞録」、佐々木直樹、株式会社日本写真企画、2014
ISBN:978-4-86562-006-1
昨年、営業開始から100周年を迎えた東京駅。丸の内側駅舎は戦傷によって建築当時の外観等が大きく変わっていたのを、国鉄民営化を機に(経済性を優先した)高層建築に建て替える計画が持ち上がった。ところが、「赤レンガを遺せ」との市民の運動が功を奏して「復元」という方針が決まったという(49頁)。戦後の応急措置で乗降口を除き2階建てだった建物と屋根などが(一応の)創建当時に復元され、開業100周年に完成した。
撮り鉄で、自称「東京駅フォトグラファー」の著者が(これを協賛するために?)東京駅に関する蘊蓄を傾けた本書が著されたようである。
通という人々にありがちな、蘊蓄をフォローしきれない場面もいくつかある(例えば25頁ドーム内の装飾に関する蘊蓄とか。東京在住者にとっても普段丸の内口を利用していなければ「ああ、あれか」とは判らないだろう。ましてや地方在住者にとっては)が、全体には楽しく読了した。
87頁がらの「空からぐるり絶景スポット」は東京駅周辺の高層ビルで、一般の人々が迷惑をかけないよう留意しながら実感できるポイントと写真が添えられているのが良い。
惜しむらくは「東京駅フォトグラファー」との自称を現すためにも、もっと大きい体裁であればと。当サイズであるなら、せめて新旧駅舎の正面写真を見開き4頁で折り込みされているともっと楽しい。そして先のレリーフなどは写真にそれぞれのポイントを指示するか(フォトグラファーとして忍びなければ)全体はともかく、それぞれを切り取り表示するか、線画を添えられているともっと良い(こだわるようだが)。
もっとも、本書は蘊蓄が主体で、写真は添え物というのであればそれまでだが。
ISBN:978-4-86562-006-1
昨年、営業開始から100周年を迎えた東京駅。丸の内側駅舎は戦傷によって建築当時の外観等が大きく変わっていたのを、国鉄民営化を機に(経済性を優先した)高層建築に建て替える計画が持ち上がった。ところが、「赤レンガを遺せ」との市民の運動が功を奏して「復元」という方針が決まったという(49頁)。戦後の応急措置で乗降口を除き2階建てだった建物と屋根などが(一応の)創建当時に復元され、開業100周年に完成した。
撮り鉄で、自称「東京駅フォトグラファー」の著者が(これを協賛するために?)東京駅に関する蘊蓄を傾けた本書が著されたようである。
通という人々にありがちな、蘊蓄をフォローしきれない場面もいくつかある(例えば25頁ドーム内の装飾に関する蘊蓄とか。東京在住者にとっても普段丸の内口を利用していなければ「ああ、あれか」とは判らないだろう。ましてや地方在住者にとっては)が、全体には楽しく読了した。
87頁がらの「空からぐるり絶景スポット」は東京駅周辺の高層ビルで、一般の人々が迷惑をかけないよう留意しながら実感できるポイントと写真が添えられているのが良い。
惜しむらくは「東京駅フォトグラファー」との自称を現すためにも、もっと大きい体裁であればと。当サイズであるなら、せめて新旧駅舎の正面写真を見開き4頁で折り込みされているともっと楽しい。そして先のレリーフなどは写真にそれぞれのポイントを指示するか(フォトグラファーとして忍びなければ)全体はともかく、それぞれを切り取り表示するか、線画を添えられているともっと良い(こだわるようだが)。
もっとも、本書は蘊蓄が主体で、写真は添え物というのであればそれまでだが。